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2008年04月15日
オリジナルへのこだわり
平成元年、WAVEはその活動の歴史に一度ピリオドを打った。しばらくして地元の劇団から声がかかり、劇中歌の作曲と、音響操作を担当する事となった。折しも小劇場ブーム、東京は勿論の事、大阪でも扇町ミュージアムスクエアや近鉄小劇場において、多くの劇団が書き下ろしの作品を上演していた。そのムードに耐えきれず、座長である恩師に向かって「僕が戯曲を書きます」と言ってしまった。元来創作が好きだった。処女作は忘れもしない小学校6年時、「河童」を主人公にした台本を書き、自らも出演、そして中学では007シリーズをパロディ化した作品を文化祭で上演した。当然の事ながら、高校では演劇部にも籍をおき、「断崖」と言う自殺願望の青年を描いた脚本を書いたが、男子部員の退部により上演不能。その悔恨からか、6年の間に5本の作品を書いている。ベトナム戦争従軍記者の苦悩を描いた「時のない墟城」、桂小五郎のエゴイズムを風刺した「幕末狂死曲」、ホロコーストを背景に現代の歪みを描写した「クリスタル・ナハト」。そして加筆脚色の「クリスタル・ナハト:ショットガンフォーメーション」、226事件と三島由紀夫の苦悩を描いた「檄文、決起せよ」。これらの作品の中でも、特に異色だったのは「クリスタル・ナハト」シリーズだ。プロムナードにQUEENの「We Will Rock You」を使い、幕開けはZEPPELINの「移民の歌」、そして、「MOON CHILD」等キング・クリムゾンやピンク・フロイド、イエス、パープルからKISS,BOSTON,BON JOVIのナンバーを使い、おまけに副題には「70〜80年代ハードロックスピリッツが炸裂するハイパー・ライブ・エナジー」と銘打ってしまっている。そして一番申し訳なかったのが、台詞のないナチス兵役で、あっきゃんとうおちゃんをキャスティングした事だ。オープニングでの「移民の歌」、劇中での「天国への階段」、幕切れでの「You Give Love A Bad Name」を軍服姿で生弾きさせてしまった。どんなアプローチをかけたかは忘れてしまったが、両名共に断れずに、仕方なく出演してくれたのだろう。しかし思い返すに、「間」が舞台そのものを支える演劇の中にあって、台詞きっかけで、弾きこなしてくれた二人には頭が下がる。しかし、戯曲も楽曲もオリジナルだからこそ、その醍醐味を味わえるから、楽しい。BBSから伝染してしまった夜明けのブログ。今夜も徹夜だった。
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