
気がつけばもう7月、
七夕も終わりましたがあいにくの曇天。
初出は漢の時代に編纂された「古詩十九首」と言われていますが、
琴座のベガと鷲座のアルタイルの何とも儚い物語・・・。
刹那な願いを短冊に込めて星に祈りを捧げるヒストリー。
そんな七夕の夜に壮真が新居に転居してから、
初めて我が家でのお泊まり。
夜中に泣き出し「帰る」と言わないか心配していましたが、
杞憂に終わりました。
折しも同夜NHKではなんとシャーロックホームズの特番を!
思い起こせば小学5年時、当時の担任が
「図書室へ行って好きな本を見つけて読め」と。
そこで初めてホームズと出会いました。
推理ミステリーの巨匠として「サー」の称号を得たコナンドイル。
自身は苦学して医学の道へ。
しかし開業しても閑散と閉塞の日々。
そこで副業として始めた執筆活動。
その過程から産まれたシャーロック・ホームズシリーズ。
長編「緋色の研究」で衆目を集め小説家として成功の道へ。
ホームズを語り出すと何故か熱くなります。
ドイルのホームズ作品は全て読破。
そしてストーリーが解っているにも関わらず何度も何度も読み返し。
文庫本はもう擦り切れて装丁は破れるし文字は黄ばむし・・・。
未だ絶大なる人気を誇るホームズ。
ドイルは医師の立場で、この物語を相棒である、
ワトソンを狂言回しとして文脈を構築しています。
脇を固めるのは家主のハドソン婦人。
そしてスコットランドヤードの刑事、
レストレイド、グレグスン、ジョーンズetc。
おっと優れた警察犬「トビー」もいました。
そして情報探索で活躍するベイカーストリートイレギュラーズと呼ばれる、
貧しい少年軍団。
そして推察力ではホームズを凌ぐと言われる実兄マイクロフト。
ホームズが心を奪われたかのように描かれる「あの女」アイリーン・アドラー。
忘れてならないのはロンドンの悪の黒幕モリアティ教授。
幾度も出てくる依頼者への推察眼。
依頼者が自身の境遇を述べる前に見事に言い当てている光景。
時には左右の腕の大きさの違い、眼鏡痕やイヤリング、
吸っているタバコの匂いや入れ墨に衣装のほつれ具合やわずかなシミなど様々な要素から、
依頼者の境遇を言い当ててしまう。
これらの描写は後塵を拝することとなるアガサ・クリスティーの作品等でも模倣されている。
えらく長い前置きになりましたが、そのシャーロック・ホームズの特番!
もう滅茶苦茶テンションが下がりました。
パネリスト達が新たな視点で推理してみたり、
ダチョウ倶楽部の寸劇があったり・・・。
期待と希望が粉々になりました。
そんな特番する位ならジェレミー・ブレッド主演、
グラナダTV制作のドラマの数本くらいオンエアしてくれた方がはるかにマシ!
ホームズを演じたらジェレミーの右に出るモノはいないとまで言われたドラマシリーズ。
吹き替えはホームズが露口茂、ワトソンは長門裕之。
当時のリアリティを醸し出す演出も素晴らしく、
べーカー街221Bの雰囲気もまさに原文から出てきたようなこだわりようで。
今オンエア中の現代版「シャーロック」、あれは全くのNGです。
どんな意図があるのかわかりませんが、ホームズがスマホ持ってたらおかしいでしょ。
馬車にハットにパイプ!時代考証は大切にすべきです!
もうガチガチのシャーロキアンの私ですが、
昭和ロックスのキーボーダーの「もっちい」も、
ガチガチのシャーロキアンです!
7月8日、実はコンサートで舞台を仕切ってくれる森長氏の誕生日でした。
ちょこっとバースデイメッセージをFBに書き込むと、音響オペの半澤さんが、
「谷さん声聞きたい」とのレス。
思わず電話してしまいました。
お互いの近況を語り合いましたが、
半澤さんも手の筋肉が硬直しているとの事。
僕と同い年ですが皆さん寄る年波でいろいろ痛んでいるような・・・。
とにかく淡路でまたオペやりたいとの事でしたので、
頑張りますと、気合だけは意気高らかに!
長らく故障で放置しておいたプリンター、
やっとキミオ氏に修理を!
彼もまた推理小説が好きで長らく松本清張の短編集を貸していました。
含まれていた「地方紙を買う女」は名作です。
で異なる短編集一冊と「0の焦点」を持ち帰りました!
そして同じく同級生のoyajibeya氏
EVERYBODY×PHOTOGRAPHER
飛び切りの一枚コンテスト入賞しました。

彼はハルキストです。
ベートーベンの悲愴を
フレットレスベースで演奏しました。
次のチャレンジはシューマンのトロイメライです。
https://www.youtube.com/watch?v=gX2dMuU9UxM金曜日の米雇用統計、
予想値を若干上回ったものの、
市場の反応は全くの期待外れでした。
ダウは100近く上げて引けましたが、
明日の東京はおそらく上値が重たいかと。
ついにガラパゴス携帯脱出!
スマートフォン、
う〜〜〜扱いづらい・・・。
このブログ、明日で書き始めて10年を迎えます。